物語と、果物と、小さな庭。
『くだものばあちゃんの庭』は、長野県佐久市で果物を育てながら生きた、実在のおばあさんをモデルにした絵本シリーズです。
おばあさんは89歳まで果樹園に立ち、信州の山々と移りゆく季節に囲まれながら、桃やプルーンを育てていました。
物語そのものはフィクションです。
絵本の中では、くだものばあちゃんと、かかしや鳥、虫たち、小さな生きものたちが果樹園で暮らしています。彼らが繰り広げる愉快な物語を通して、果樹園の風景や記憶が、もう一度生き生きとよみがえります。
シリーズは、果樹園とその周辺で育つ果物から生まれた3つの物語で構成されています。
もも編 — はちのお引っ越し
プルーン編 — むくどりといもむしのケンカ
洋なし編 — 夜のかくれんぼ
さらにボックスセットには、モデルとなったおばあさんとその家族を描いた、**もうひとつの物語(ノンフィクションストーリー)も収録されています。
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国語の先生による小学校での読み聞かせイベント。他、小学校1年生の読書時間では「桃編:はちのお引っ越し」を読み聞かせしました。
イベント情報 -

図書館では年代問わず、様々な読者の方が借りてくださっています。70代の方から「くだものばあちゃんの発想が面白い」と嬉しい声も。
図書館情報 -

佐久市内のカフェや商店でも本を紹介くださっております。マルカフェ・ヒラオカフェ・ケケケ商店など。
カフェ・商店 -

大阪屋書店(佐久市)、本・中川(松本市)などの書店でもお手に取ってご覧いただけます。
書店
▼農家情報
simeco(シメコ)
長野県佐久市上平尾1473-1
Instagram:simeco_farm
屋号のシメコは、ばあちゃんの名前でもあります。
「くだものばあちゃんの庭」読者の声を紹介
「ばあちゃんの行動がおもしろくて、そんなことしちゃうの?っていうところが、おもしろかった」(小学校4年生)
「くだものばあちゃんの世界観が好き」(40代)
「いやなことがあった日の夜に読むと、やさしいストーリーに癒される」(50代)
「ばあちゃんのかんがえるうたがおもしろい」(小学校1年生)
【書籍概要】
「くだものばあちゃんの庭」は、大人も楽しめる物語です。
長野県佐久市で果樹農家として89歳まで生きたおばあさんと、そのおばあさんが長年、大切に育ててきた桃とプルーンの畑をモチーフに描いたフィクションの物語です。
実在はしないけど、ちょっと愉快で、とてもおおらかな”くだものばあちゃん”と、相棒のかかしや、お客の動物や虫たちとの思わず笑ってしまう心温まる物語を「もも編」「プルーン編」「洋なし編」の3部作と、付録のノンフィクションストーリーと合わせてどうぞお楽しみください。
~くだものばあちゃんの庭~
1:もも編「はちのおひっこし」40ページ
2:プルーン編「四姉妹と四兄弟のけんか」36ページ
3:洋なし編「夜のかくれんぼ」40ページ
付録:ノンフィクションストーリー「ばあちゃんと家族とのもう一つの物語」
サイズ 判型四六(128mm×188mm)
愛蔵版として、装丁にもこだわった本書は、大事な人や家族、お友達への贈り物として。
また、箱の小窓からのぞく景色は、中の本を入れ替えることで、8月のもも、9月のプルーン、11月の洋なしと、季節ごとに変化していくばあちゃんの庭をお楽しみいただくこともできます。
お部屋の中に飾って、こっそり、ばあちゃんのゆかいな庭をのぞいてみてください。
【取扱店情報】
本・中川(長野県松本市)
大阪屋書店(長野県佐久市)
ヒラオカフェ(長野県佐久市)
Maru Cafe(長野県佐久市)
ケケケ商店(長野県佐久市)
物語のはじまり
「くだものばあちゃんの庭」はフィクションですが、ここでは、くだものばあちゃんの庭を書き始めるにあたり、そのモチーフとなったおばあさんとその家族たちの物語を紹介します。
長野県佐久市に一人のばあちゃんが暮らしていました。
ばあちゃんはもう30年近く、大きな家にたった一人で住み、近くの畑で、桃の木とプルーンの木をたくさん育てていました。
ある冬の日。89歳の誕生日を迎えた次の日のことでした。ばあちゃんの人生最後の日がやってきました。これまで一人で元気に暮らしていましたが、数カ月前から体の具合が良くなかったのです。ばあちゃんは病室のベットの上で、とつぜん、むくっと起き上がるとはっきりとした声で、集まった家族にこう言いました。
「みなさん、お世話になりました」
最後の最後まで、だれの手も頼ろうとせずに、一人でたくましく、ばあちゃんは生きてきたのでした。
その年の8月。ばあちゃんが愛し、育ててきた桃の木は、みごとな赤色に染まった大きな実をつけました。
その桃は、一人の孫が大事に、大事に収獲していきました。
それから、10年。かつて桃源郷と呼ばれたこの地で、ばあちゃんのひ孫は、畑仕事をする父親のそばであそんでいます。桃の花が咲き誇る木々の中を駆け回り、するするとプルーンの木によじ登り、ハンモックをつけて野山の風とたわむれます。
目をとじると、どこからかあまい果物の香りと、ちょっとふしぎな物語が聞こえてきそうな。そんな、そよ風がふくこの場所で、くだものばあちゃんの物語は生まれました。
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